Windowsを11にアップデートしたらWSL2が自動起動しなくなった
※ 追記(2022年3月30日)
直近のWindows Insider Programで落ちてきたバージョン「Build 22581」で修正されていました。私の環境だけでしょうか?
症状
ある日の朝、いつものようにWindows TerminalからUbuntuを起動すると、以下のエラーメッセージが表示されました。
shell
['wsl.exe -d Ubuntu-20.04' の起動時にエラー 0x8007010b が発生しました]
先頭のディレクトリ "Z:\home\shinki" にアクセスできませんでした
Ubuntuを動かしているWSL2自体が起動していないようなので、PowerShellから直接起動してみたのですが、ここでまたエラー。
PowerShell
C:\Users\admin> wsl
ファイル システムの 1 つをマウント中にエラーが発生しました。詳細については、「dmesg」を実行してください。
エラーを特定するためにもdmesg
を叩きたいのですが、そもそもUbuntuが動いてないので叩けません。
どうしたものかと色々試したんですが、エクスプローラからUbuntu用仮想ドライブZ:
にアクセスすることで、WSL2を起動できることがわかりました。
ということで、さっそくUbuntuのターミナルでdmesg
を実行。どうやら/mnt/c/
以下が読み込めずエラーを吐いている様子。/mnt/c/
といえば、Windows側のドライブをマウントしているディレクトリ。
最近コアファイルに変更を加えたことといえばWindowsのバージョンを11にしたことぐらい…。
上記のヒントを軸にネットを漁ると、こんな記事を見つけました。
WSL2自体を更新したら治ったとのことなので、私も倣ってアップデート。
PowerShell
C:\Users\admin> wsl.exe --update
更新をチェック中...
利用できる更新はありません。
カーネル バージョン: 5.10.
既に最新版でした。
現状
もう打つ手がないので、PCを起動するたびにエクスプローラのUbuntu用仮想ドライブをダブルクリックしてWSL2を起動しています。
Windows 11の正式リリース日が10月5日に決まったので、リリースバージョンで修正されることを祈りつつ、日々を過ごすことにします。